オーガニックコットンを選ぶ ということ PART 1
2021-02-12
昨年は、ホッと一息つく時間をもっと大切にしたいと感じられた一年だったように思います。
心くすぐる質の良いものを揃えて、暮らしの在り方を見直した方も多いのではないでしょうか?
私もそのうちの一人。新しい生活様式の中で感じたのは、やる気スイッチの押し方を忘れたというより、電源オフのやり方をちゃんと分かってなかったのかもってこと。
でもやっぱり1番の変化は、衣食住すべてでヴィーガンを意識するようになったことかなぁ、ってこの話はまた今度。
今回のコラムでは、そんなおうち時間の間にAsamiがドハマりしたオーガニックコットンのあれこれについて、皆さんと一緒に学びながらお話ししていきたいと思います。
■最近よくみるオーガニックコットン
「3年以上農薬や肥料をつかっていない」のは知ってるけど、どんなところが良いんだっけ?改めて考えてみると案外分からないかも。オーガニックコットンを選ぶことでどんな変化を起こせるのか、じっくり見ていきましょう!
■使う水の量はちがうの?
コットン素材のTシャツを1枚作る過程で必要な水の量は・・・
コットン=2,700L
オーガニックコットン=243L
オーガニックコットンは小規模で栽培されることが多く、農家さんは雨水を上手に使っているそう。さらに合成の農薬や肥料を使わない分、水の使用量も少なく済むという仕組みになっています。水質汚染はなんとマイナス98%!天の恵みをそのまま受けて力を蓄えるって、当たり前のようだけど今の時代ではとっても価値のあることなのかも。
■温室効果ガスの排出量
機械化農業に頼らない+元気な土壌がCO2を吸い取ってくれることで、農薬を使っているものよりマイナス46%の効果があるとのデータが出ています。その一方、より多くの温室効果ガスが排出される可能性があるというレポートも、、、まだまだ全貌が見えてこないオーガニックコットンの世界。これからも注目していきたいですね!
■農薬について
化学繊維に比べてなんとなく環境にいいイメージがある天然繊維 コットン。実はかなりの量の化学肥料と農薬が使われていることを知っていましたか?害虫駆除や雑草の管理、防カビ、殺菌、消毒、収穫前の枯葉剤など種類は様々。土壌や水の汚染はもちろん、農家さんの健康にも影響が出てしまうことが分かっています。
■栽培方法だけじゃない?/オーガニックコットンとして認められるには
1.全製造工程(紡績・織布・ニット・染色加工・縫製など)を通じてオーガニック原料のトレーサビリティーと含有率が確保されていること
2.健康や環境への負荷が最小限に抑えられていること
3.安全な労働や社会的規範を守って製造されていること
第三者機関からこれらのチェックを受け、認証されて初めて「オーガニックコットン」と表示出来るようになります。認証を受けてからも毎年チェックが入るので、オーガニックコットン製品はいつどこで採れた綿なのかがすぐ分かるようになっているんだとか。
最近見かけることも多くなってきたオーガニックコットンですが、現在生産されているうちの1%にも満たないといわれています。だからこそ、地球にやさしい選択をしている農家さんや生産者さんを消費者としてサポートしていきたいですね。
■なにを買うかを考える/私たちにできること
手間暇かけずにモノが作られる時代に生きる私たち。最後に「これを一生使っていきたい」と選んだのはいつだったか考えてみて?ついつい「簡単に済ませられるから」「こっちの方が安いし」と、心が本当に大切にしたいことを忘れてしまっていませんか?きっかけなんて、ただお洒落だからっていう理由でもいいと思うんです。私たちの日々の選択ひとつひとつが持つ力をもっと信じて、ひと呼吸おいてから。「化学繊維よりも天然繊維のお洋服の方が気持ちいいかも」「プラスチック製が安いけど木製をお手入れして永く使っていきたいな」なんて具合に、できる事からひとつずつ。
I’s so easyで実際にお買い物できる商品をセレクトいたします。お楽しみに♪
STAFF :Asami